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Title

Adobe AIR 2.5 開発者向けリリースノート 対象製品

Adobe AIR 2.5 開発者向けリリースノート

Adobe AIR 2.5 開発者向けリリースノートへようこそ。このアップデートには、新たに加えられた Android モバイルプラットフォームのサポートと、AIR のセキュリティ、安定性、パフォーマンス、互換性を強化する修正が含まれています。

必要システム構成

サポートされている言語

バージョン情報

AIR 2.5 の新機能

AIR 2.5 での変更点

Adobe AIR のインストールおよびアンインストールと、AIR アプリケーションのインストール

ヒントとテクニック

セキュリティの強化

既知の問題

フィードバック

 

 

必要システム構成

AIR ランタイムの必要システム構成 

  Windows Macintosh Linux Android
プロセッサー 最小要件:Intel® Pentium® III 1 GHz 以上。推奨要件:Pentium 4 2 GHZ 以上 Intel Core™ Duo 1.83 GHz 以上 最小要件:Intel® Pentium® III 1 GHz 以上。推奨要件:Pentium 4 2 GHZ 以上 ARMv7 プロセッサー(ベクトル FPU 搭載)550 Mhz 以上、OpenGL ES2.0、H.264 および AAC ハードウェアデコーダー
オペレーティングシステム Microsoft® Windows® XP Home、Professional または Tablet PC Edition(各 64 ビット版を含む)SP2 または SP3、Windows Server® 2003、Windows Vista® Home Premium、Business, Ultimate または Enterprise(各 64 ビット版を含む)SP1、Windows 7(64 ビット版を含む) Mac OS 10.4、10.5、または Mac OS 10.6(Snow Leopard) Fedora Core 12、Ubuntu 9.10、openSUSE 11.2 Android 2.2(FroYo)
メモリ 最小要件:512 MB の RAM。推奨要件:1 GB の RAM 最小要件:512 MB の RAM。推奨要件:1 GB の RAM 1 GBのRAM 256 MB の RAM

注意:AIR 2 および以降のバージョンでは、Windows 2000 および Mac PowerPC はサポートされていません。これらのプラットフォームに AIR 1.5 アプリケーションをインストールして実行することはできますが、AIR 2 および以降のバージョンのリリースをインストールすることやアップデートすることはできません。Intel プロセッサー版 Mac OS 10.4 は AIR 2 アプリケーションの実行環境としてサポートされていますが、AIR SDK バージョン 2 および以降のバージョンを使用する開発環境としてはサポートされていません。

 

Linux ディストリビューションに関するその他の必要システム構成

サポートされているデスクトップ環境 GNOME および KDE
パッケージ管理システム RPM および Debian
GTK+ の最小バージョン 2.6
ウィンドウマネージャー Metacity(GNOME のデフォルト)および KWin(KDE のデフォルト)
透明効果 AIR アプリケーションで透明効果をサポートするには、コンポジット型ウィンドウマネージャーおよび追加の X サーバー拡張機能が必要。対応するコンポジット型ウィンドウマネージャー:Beryl、Compiz、Compiz-fusion。対応する X サーバー拡張機能:Composite、Render、Shape
Flash Player Web からのシームレス(バッジ)インストールには Flash player 10.0.15.3 および以降のバージョンが必要

Linux で AIR 2 を使用するために必要なライブラリ

Linux で AIR 2 を使用するために必要なライブラリの一覧は、アドビナレッジベースの記事 http://kb2.adobe.com/cps/838/cpsid_83888.html に掲載されています。

サポートされている言語

Adobe AIR 2.5 のインストールと実行時のユーザーエクスペリエンスについて、次の言語がサポートされています。

  • 中国語(簡体)
  • 中国語(繁体)
  • チェコ語
  • オランダ語
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • ポーランド語
  • ポルトガル語(ブラジル)
  • ロシア語
  • スペイン語
  • スウェーデン語
  • トルコ語

バージョン情報

  • AIR 2.5 に含まれている WebKit は、Safari 4.0.3 に付属している WebKit を基にしたバージョンです。
  • AIR 2.5 に含まれている Flash Player のバージョンは 10.1.82.76 です。

AIR 2.5 の新機能

AIR 2.5 SDK のアップデート

以前の AIR 2.5 SDK で発生した、Flex-mojos プラグインが適切に動作しない問題が解決されました。

デスクトップアプリケーション用の新機能

StageWebView

StageWebView は、モバイルプラットフォームのネイティブ Web ブラウザーを利用して、モバイル AIR アプリケーション内に HTML コンテンツを表示するクラスです。モバイルアプリケーション開発時のシミュレーションをサポートするために、デスクトッププロファイル上にも、AIR の WebKit を使用して新しい StageWebView API が実装されています。現在、この機能は AIR のデスクトッププロファイルに対しても有効になっています。

CSS shadow のサポート

CSS shadow(-webkit-box-shadow および -text-shadow)がサポートされ、テキストにも HTML のボーダーにも、グラフィックを作成することなく影付きの表示効果を適用できます。

CSS font-face のサポート

AIR の新バージョンでは CSS font-face のサポートが有効になり、OpenType と TrueType のフォントを使用できます。今のところ、WOFF および SVG フォントはサポートされていません。

H.264 ビデオのデスクトップ用ハードウェアデコーダーに対応(Windows のみ)

AIR 2.5 では、Windows デスクトップ、ノートブック、ネットブックのハードウェアデコーダーを使用して H.264 ビデオを処理できます。Windows XP、Windows Vista、Windows 7 で、サポートされているハードウェアおよびドライバーを使用した環境であれば、AIR アプリケーションのビデオデコード処理に GPU を使用して CPU 負荷を大幅に軽減できます。例えば、NVIDIA Ion 搭載ネットブックを使用したアドビ社内のテストによると、1080p ビデオの再生で従来は CPU 処理能力の 65~70%が占有されていましたが、GPU アクセラレーターの利用によって負荷が平均 19%に低下し非常にスムーズな再生が可能になりました。

対応ハードウェアは、最近の NVIDIA、AMD/ATI、Intel 製グラフィックカードの一部製品および Broadcom 製ビデオデコーダーの一部製品です。

デスクトップ上でのシミュレーション

mobileDevice プロファイルのアプリケーションで ADL を使用する際、シミュレート対象の画面サイズを -screensize 引数で指定できます。この引数について詳しくは、『Adobe AIR アプリケーションの構築』ガイドで AIR Debug Launcher(ADL)のトピックを参照してください。

モバイルアプリケーション用の新機能

Android 用 AIR は、AIR モバイルデバイスプロファイルに適合しています。デスクトップで使用できる API の一部は、モバイルデバイスではサポートされていません。サポートされない API の一覧については、デバイスプロファイルを参照してください。

注意:

  • FileReference クラスでは、オーディオ、ビデオ、画像ファイルのみ選択できます。任意のファイルを選択することはできません。

  • Android 用 AIR では、Loader クラスを使用して SWF ファイルを読み込み、ファイル内のコードを実行できます(ただし、ActionScript 2.0 はサポートされていません)。iPhone 用 AIR アプリケーションでは読み込んだ SWF コンテンツ内のコードを実行できませんが、Android 用 AIR にはこの制限がありません。

アプリケーション記述子の Android 用 uses-permission タグ

AIR アプリケーションの開発者は、必要となるすべての Android 権限をアプリケーション記述子内で指定する必要があります。Android OS では、セキュリティやプライバシーに影響を及ぼす可能性のある機能が権限システムによって保護されています。必要な機能にアクセスする権限を指定していない場合、該当する機能を使おうとすると失敗します。ユーザーが Android にアプリケーションをインストールする際には、どの権限が指定されているかが前もって表示されます。

Android 権限を指定するには、次のように <application> タグの下位に <android> タグを記述します。

   <android>
      <manifestAdditions>
      <![CDATA[
         <manifest>
           <uses-permission android:name="android.permission.PERMISSION_NAME" />
         </manifest>
      ]]>
     </manifestAdditions>
   </android>

PERMISSION_NAME の部分を、必要となる権限の名前で置き換えます。個々の権限ごとに、必要に応じて <uses-permission> タグを追加します。

Android 用 AIR アプリケーションで使用できる機能に対応する権限は次のとおりです。
<uses-permission android:name="android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE" />
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
<uses-permission android:name="android.permission.WAKE_LOCK" />
<uses-permission android:name="android.permission.DISABLE_KEYGUARD" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_FINE_LOCATION" />
<uses-permission android:name="android.permission.READ_PHONE_STATE" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_COARSE_LOCATION" />
<uses-permission android:name="android.permission.RECORD_AUDIO" />
<uses-permission android:name="android.permission.CAMERA" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_WIFI_STATE" />

NetworkInfo のサポート

NetworkInfo クラスは Android 上でサポートされており、ネットワークインターフェイスを検出する NetworkInfo.networkInfo.findInterfaces() メソッドを使用できます。
ただし、NetworkInterface.mtu は、Android 上では -1 を返します。
ネットワーク情報にアクセスするには、アプリケーション記述子で、<application> タグの下位に次の android タグを指定する必要があります。

     <android>
         <manifestAdditions>
         <![CDATA[
             <manifest>
                <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" />
                <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_WIFI_STATE" />
             </manifest>
          ]]>
        </manifestAdditions>
     </android>
カスタム URI

この機能を使用すると、ブラウザーやネイティブ Android アプリケーションからの呼び出しができるアプリケーションを作成できます。ブラウザーや Android アプリケーションからアプリケーションが呼び出されると、そのアプリケーションに対して InvokeEvent が送出されます。
アプリケーションをブラウザーからの呼び出しに対応できるようにするには、アプリケーション記述子で、application 要素の下位に次の記述を追加します。

    <android>
        <manifestAdditions>
        <![CDATA[
           <manifest>
              <application>
                 <activity>
                     <intent-filter>
                           <action android:name="android.intent.action.MAIN"/>
                           <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER"/>
                     </intent-filter>
                     <intent-filter>
                           <action android:name="android.intent.action.VIEW"/>
                           <category android:name="android.intent.category.BROWSABLE"/>
                           <category android:name="android.intent.category.DEFAULT"/>
                           <data android:scheme="testapp"/>
                     </intent-filter>
                 </activity>
              </application>
           </manifest>
       ]]>
       </manifestAdditions>
    </android>

このアプリケーションをブラウザーから呼び出すには、URL として testapp:// を使用し、例えば次のようにします。

<a href="testapp://">click here to launch air test app from browser</a>

このリンクがクリックされるとアプリケーションが起動します。

ブラウザーからアプリケーションに渡す引数がある場合は、次のようにします。

<a href="testapp://arg1=value&secondArgument=someValue">click here to launch air test app from browser</a>

アプリケーション側では、呼び出されたときに受信する InvokeEvent の arguments プロパティを取得します。このプロパティに完全な URI(testapp://arg1=value&secondArgument=someValue)が格納されているので、解析することで引数を取得できます。

CameraUI による静止画とビデオの撮影

この機能を使用すると、端末上のカメラアプリケーションにアクセスできます。ユーザーが写真やビデオを撮影すると、そのメディアがカメラロールに保存され、MediaEvent 経由で ActionScript に返されます。カメラアプリケーションから返されるビデオの形式は、AIR アプリケーションで再生できる形式とは限らないので注意が必要です。

カメラでのビデオキャプチャ

ActionScript Camera クラスが一部のモバイルデバイス上でサポートされました。実際のデバイスで Camera クラスを使用できるかどうかを実行時に調べるには、Camera.isSupported プロパティを使用します。詳しくは、flash.media.Camera を参照してください。
Android 用 AIR における注意:
1. デバイス上のカメラは 1 つだけサポートされます。
2. カメラのハードウェア的な取り付け方向は横長なので、ビデオオブジェクト(カメラにアタッチされた場合)は、画面の表示方向が横置きモードの場合にのみ正しい向きで表示されます。カメラアプリケーションでは横置き表示を使用してください。
3. アプリケーションがバックグラウンドで動作している間は、Camera オブジェクトでのフレームキャプチャは実行されません。フォアグラウンドに移行するとフレームキャプチャが自動的に再開されます。

マイク

ActionScript Microphone クラスが一部のモバイルデバイス上でサポートされました。実際のデバイスで Microphone クラスを使用できるかどうかを実行時に調べるには、Microphone.isSupported プロパティを使用します。詳しくは、flash.media.Microphone を参照してください。

StageWebView

新しい StageWebView API では、モバイルプラットフォームのネイティブ Web ブラウザーを利用して、モバイル AIR アプリケーション内に HTML コンテンツを埋め込み表示できます。詳しくは、flash.media.StageWebView を参照してください。

レンダリングのハードウェアアクセラレーター対応

Android 用 AIR ではハードウェアアクセラレーターがサポートされており、レンダリング作業の一部を GPU に委託して高速処理を実現できます。Android 用 AIR アプリケーションに使用される GPU レンダリングモードは、AIR 2.0.1(iPhone 用 Packager)で使用されているモードとはやや異なります。AIR 2.5 のほうが、より幅広い AIR アプリケーションが GPU アクセラレーターの恩恵をうけることができると考えられます。詳しくは、『Adobe Flash Platform のパフォーマンスの最適化』で GPU のトピックを参照してください。

パッケージ化ターゲット

AIR Developer Tool(ADT)のターゲットに、Android アプリケーションパッケージ(APK ファイル)を構築する次の選択肢が追加されました。

  • ターゲット apk:配布に適したリリース用 APK パッケージを作成します(このターゲットで作成したパッケージは Android エミュレーターにインストールできません)。
  • ターゲット apk-emulator:Android エミュレーターにインストールできるリリースモードの APK パッケージを作成します。
  • ターゲット apk-debug:Android エミュレーターにもデバイスにもインストールできる、デバッグモードの APK パッケージを作成します。
メニューキー、戻るキー、検索キーのキーボードイベント

NativeApplication オブジェクトに対して Keyboard イベントの受信を登録すると、デバイスの「BACK」、「MENU」、「SEARCH」ソフトキーが押されたことを検出できます。押されたキーを識別するには次のキーコードを使用します。

  • 戻るキー:Keyboard.BACK
  • メニューキー:Keyboard.MENU
  • 検索キー:Keyboard.SEARCH

なお、戻るキーが押されたときデフォルトの動作が発生する(直前のアプリケーションに戻る)ことを防ぐには、イベントの preventDefault() メソッドを呼び出します。メニューキーと検索キーには、デフォルトの動作はありません。

ホームキーが押されたときには、キーボードイベントは送出されません。

36 x 36 サイズのアイコン

AIR 2.5 では、粗いピクセルの Android 画面に適した 36 x 36 ピクセルアイコンがサポートされています。48 x 48 ピクセルと 72 x 72 ピクセルのアイコン(中~高精細度の画面向け)は旧バージョンの AIR からサポートされています。実際の画面の精細度に適したサイズのアイコン(高精細度 Android 画面には 72 x 72、中精細度画面には 48 x 48 など)をアプリケーションで用意していない場合は、ターゲットのアイコンサイズに近い最大のアイコンが使用されます。

証明書の有効期間指定

ADT -certificate コマンドで、作成する証明書の有効性が持続する年数を指定できます。使用する引数は -validityPeriod <年数> です。証明書の作成時にはデフォルトで 5 年の有効期間が設定されますが、Android Market では、少なくとも 2033 年まで有効な証明書を使用して署名することがアプリケーション提出時の要件になっています。-validtyPeriod 引数を使用すれば、この要件を満たす自己署名証明書を作成できます。詳しくは、『Adobe AIR アプリケーションの構築』ガイドで ADT を使用した自己署名入り証明書の作成のトピックを参照してください。

位置情報

Geolocation クラスを使用すると、AIR アプリケーションで位置情報を利用できます。Android アプリケーションで Geolocation を使用するには、次の権限をアプリケーション記述子内で指定する必要があります。

  •    <android>
       <manifestAdditions>
          <![CDATA[
             <manifest>
               <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_FINE_LOCATION" />
               <uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_COARSE_LOCATION" />
             </manifest>
          ]]>
       </manifestAdditions>
       </android>
    

Geolocation クラスについて詳しくは、ジオロケーションを参照してください。

画面暗転の防止

NativeApplication オブジェクトの systemIdleMode プロパティを使用すると、デバイスが画面の暗転やスリープなどの省電力モードに移行しないようにすることができます。Android アプリケーションで画面が暗転しないようにするには、次の 2 つの権限をアプリケーション記述子内で指定する必要があります。

   <android>
      <manifestAdditions>
         <![CDATA[
            <manifest>
              <uses-permission android:name="android.permission.WAKE_LOCK" />
              <uses-permission android:name="android.permission.DISABLE_KEYGUARD" />
            </manifest>
          ]]>
     </manifestAdditions>
   </android>

systemIdleMode プロパティについて詳しくは、NativeApplication.systemIdleMode を参照してください。

SMS: および TEL: URI スキーム

「sms:」または「tel:」という URI スキームを指定した URI を navigateToURL() で使用すると、デバイス上のテキストメッセージまたはダイヤラーアプリケーションを呼び出すことができます。

URI スキームの「sms:」と「tel:」は、アプリケーションセキュリティサンドボックス内で動作するコンテンツからのみ使用できます。その他のサンドボックスで「sms:」または「tel:」スキームの URI を使用すると、セキュリティ例外がスローされます。

navigateToURL(new URLRequest('sms:1234567890'));
SSL 証明書ダイアログ

接続先 SSL サイトのサーバー証明書の有効性を Android 証明書ストアで確認できない場合にも、このダイアログでユーザーから明示的な許可を得ることにより接続が可能になります。証明書に対して、そのセッション内でのみ有効な信頼を付与できます。

仮想キーボード

ユーザーがテキストフィールド内のテキストを選択すると、テキスト操作のメニューが表示されます。
また、テキストフィールド内を長押しすると、切り取り、コピー、貼り付け、入力方法などのテキスト操作メニューが表示されます。

ユーザーにフルスクリーンモードでテキストフィールドの操作を許可するには、フルスクリーンモードの設定時に FULL_SCREEN_INTERACTIVE を指定する必要があります。

注意:Spark テキストフィールドについては、多数の問題が確認されているので使用しないでください。

カメラロールの読み取り

この機能を使用すると、アプリケーションから端末上のメディアライブラリを表示し、ユーザーに画像を選択させることができます。

詳しくは、CameraRoll を参照してください。
画面表示方向の変更

加速度センサーを搭載したデバイスでは、AIR アプリケーションで画面表示方向の変更を検出できます。次に示す 3 つのプロパティが Stage クラスに追加されています。

  • deviceOrientation
  • autoOrients
  • supportsOrientationChange

deviceOrientation プロパティは、現在デバイスが置かれている向きの情報を返します。Stage の方向が変化すると、Stage オブジェクトから orientationChange イベントが送出されます。Stage 表示方向の変更は、ユーザーがデバイスを回転させるかハードウェアキーボードを開閉すると発生します。ORIENTATION_CHANGING イベントは、Android 用 AIR アプリケーションによって送出されるものではありません。

詳しくは、『ActionScript 3.0 開発ガイド』でスクリーンの向きのトピックを参照してください。

AIR 2.5 での変更点

AIR 2.5 名前空間の変更

AIR 2.5 の新しい API や動作を利用するには、2.5 名前空間を使用するようアプリケーション記述ファイルに変更を加える必要があります。AIR 2.5 の新しい API や動作を必要としないアプリケーションについては、名前空間の変更は必須ではありませんが、今のところ新機能が不要であっても、AIR 2.5 名前空間に移行することをお勧めします。新しい名前空間を使用するには、アプリケーション記述子内の xmlns 属性を次のように変更します。

<application xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/2.5">
		

アプリケーションバージョン指定方法の変更

AIR 2.5 および以降のバージョンの名前空間を使用する場合、AIR アプリケーション記述子に <version> タグを指定することはできません。新設された <versionNumber> タグと <versionLabel> タグを使用してください。

<versionNumber> は必須のタグであり、バージョン番号を <0-999>.<0-999>.<0-999> 形式で指定します。有効な記述の例を次に示します。

  • <versionNumber>0.2.300</versionNumber>
  • <versionNumber>2.300</versionNumber>
  • <versionNumber>100.2.300</versionNumber>
  • <versionNumber>300</versionNumber>

このバージョン番号はアプリケーションのアップデート時に評価されます。新バージョンのアプリケーションには、旧バージョンよりも大きいバージョン番号値を付けなくてはなりません。

<versionLabel> はオプションのタグであり、アプリケーションバージョン情報としてユーザーに表示する内容を指定します。指定しない場合は、バージョン番号が表示されます。

注意:AIR 2.5 より前の名前空間では、従来どおり <version> タグを使用してください。

Application Updater フレームワークに対する影響

AIR 2.5 名前空間に対応するには、updateDescriptor.xml ファイルに変更を加える必要があります。AIR 2.0 名前空間を使用していたアプリケーションをアップデートして 2.5 名前空間に対応する場合は、2 つの updateDescriptor.xml ファイルを維持してください。一方は、まだ AIR 2.5 名前空間対応バージョンにアップデートしていないユーザー向けのファイルであり、1.0 名前空間を使用する必要があります。もう一方は、AIR 2.5 名前空間対応バージョンにアップデートしたユーザー向けのファイルであり、2.5 名前空間を使用する必要があります。

AIR 2.5 より前のバージョンで作成したアプリケーションを AIR 2.5 および以降のバージョンにアップデートする場合、いったん暫定的なアップデート手順を経る必要があります。ここでは、次の状況を例にとって説明します。

  • バージョン 1(AIR 2 を使用してパッケージ化され、2.0 名前空間を使用)から
  • バージョン 2(AIR 2.5 を使用してパッケージ化され、2.5 名前空間を使用)へのアップデート

このアプリケーションをバージョン 1 から 2 にアップデートする場合は、暫定的なアップデート手順を経ながら次のように作業します。

  • バージョン 1(AIR 2 でパッケージ化、2.0 名前空間を使用)を、中間バージョンにアップデートします。
  • 中間バージョン 1.5(AIR 2.5 でパッケージ化、2.0 名前空間を使用)には、AIR 2.5 SDK に付属している Application Updater SWC / SWF が含まれている必要があります。これを、目的のバージョン(2.0)にアップデートします。
  • バージョン 2.0(AIR 2.5 でパッケージ化、2.5 名前空間を使用)

Adobe AIR のインストールおよびアンインストールと、AIR アプリケーションのインストール

インストーラーのトラブルシューティングについては、次の TechNote を参照してください。

http://kb2.adobe.com/cps/403/kb403150.html

ヒントとテクニック

Adobe Community Help

Adobe Community Help は、新しい感覚で利用できる次世代ヘルプシステムの AIR アプリケーションです。Adobe Community Help には次の機能があります。

  • 内容が充実した最新のリファレンス情報に、オンラインおよびオフラインでアクセス
  • アドビコミュニティで活躍する Adobe.com 内外のエキスパートから寄せられた的確な情報を検索
  • アドビコミュニティ内の情報に対するコメントと評価の書き込み、他のユーザーへの情報提供
  • ヘルプコンテンツをデスクトップに直接ダウンロードし、オフラインで利用
  • 検索および閲覧用のダイナミックなツールを使って、関連性のある情報を探索
  • 内容のアップデートや機能改良を、AIR アプリケーションを再インストールすることなく利用

Adobe Community Help は、Creative Suite CS5 および Flash Builder 4 のインストール時にはデフォルトでインストールされます。これらのツールとは別に AIR SDK のみ使用する場合は、Adobe Community Help のインストールページから Community Help 単体をダウンロードできます。

Adobe AIR に関するドキュメント

AIR に関するすべてのドキュメントは、Adobe AIR デベロッパーセンターで参照できます。

Adobe AIR ヘルプ&サポートページ

Adobe AIR ヘルプ&サポートページは、Adobe と AIR 開発者コミュニティから提供される AIR 関連情報の検索ポータルです。有用な記事やチュートリアルと、サポートの最新トピックへのリンクも掲載されています。

AIR アプリケーションおよびランタイムのインストール時に記録されるインストーラーログ

AIR 2 および以降のバージョンでは、ランタイムおよび個別のアプリケーションをインストールする際のログが、デフォルトでログファイルに記録されます。ファイル名は、「Install.log」(Linux、Windows)または「system.log」(Mac OS)です。このログには情報が累積されていきます。つまり、AIR ランタイムまたは AIR アプリケーションのインストールやアップデートが試行されるたびに(成功、失敗にかかわらず)、既存のログファイルの末尾に新しいログが追記されます。ログファイルのサイズは最大 0.5 MB に制限され、このサイズを超えた内容は切り捨てられます。

ファイルの格納場所は、次のとおりプラットフォームごとに異なります。

* Windows XP:C:\Documents and Settings\<username>\Local Settings\Application Data\Adobe\AIR\logs\Install.log
* Windows Vista / Windows 7:C:\Users\<username>\Appdata\Local\Adobe\AIR\logs\Install.log
* Mac OS X:/private/var/log/system.log(コンソールアプリケーション)
* Linux:/home/<username>/.appdata/Adobe/AIR/Logs/Install.log

セキュリティの強化

Adobe AIR 2.5 には、セキュリティ速報 APSB10-22 に記載されたセキュリティ強化が施されています。

既知の問題

デスクトップ

  • Windows 上で Firefox ウィンドウが最大化され、別のウィンドウの背面に覆い隠された状態になっている場合、AIR 2.5 では navigateToURL() を使用して Firefox ウィンドウを前面に出すことができます。ただし、これを実行するには、アプリケーションの SWF を Flash Player 10 形式でコンパイルし、AIR アプリケーション記述子では 2.5 名前空間を使用する必要があります。(1609175)
  • Mac のファイルブラウザーで、Command+D を押す操作が正しく機能しません。(1835265)
  • ユーザーが Acrobat ユーザーライセンスにまだ同意していないとき、PDF を開く処理中に HTMLLoader がクラッシュします。この問題は、Acrobat / Reader 次期バージョンのリリース時に解決する予定です。(2605061)
  • アプリケーションの GUI でユーザーのタッチまたはクリック操作が行われるまで、キーを押してもキーダウンイベントが送出されません。この問題を回避するには、ステージにフォーカスを設定する必要があります。(2691068)
  • Windows で、信頼をおいていない証明書を使用して HTTPS 経由でリソースにアクセスすると何も表示されません。(2699857)
  • 「SELECT *, 列, ...」を使用すると SQL エラーがスローされます。ただし、結果のデータも返されます。(2713528)
  • Mac 10.4 で、場合によって @font-face が機能しないことがあります。(2714450)
  • Windows OS で、無効な証明書を使用した HTTPS 経由でフォントを読み込んでいる場合、そのフォントを CSS @font-face 宣言に使用して読み込むことができません。(2715717)
  • Ubuntu 10.04 で、システムトレイアイコンの透明効果が機能しません。
  • Windows で、クライアント証明書を必要とする HTTPS(SSL)URL を読み込む際、最初の読み込み時だけでなく読み込みのたびに、クライアント証明書の選択をユーザーに求めるプロンプトが表示されることがあります。Microsoft から提示されている回避策:http://support.microsoft.com/?id=330338(2331039)

Android

  • CameraUI - 端末がコンピューターに接続されて USB ストレージが有効になっているとき、launch(MediaType.IMAGE) が ioError で失敗します。
  • CameraUI - カメラのユーザーインターフェイスを起動すると、AIR アプリケーションがバックグラウンドに移行し、Android のリソースに余裕がない場合はアプリケーションが終了させられることがあります。この現象はネイティブアプリケーションにも発生します。
  • CameraUI - AIR で CameraUI を使用して実行するビデオ録画では低解像度しかサポートされていません。
  • H264 1080p ビデオの表示をフルスクリーンに切り替えようとすると AIR がクラッシュします。(2651229)
  • H264 baseline プロファイルの 320 x 240、480 x 320 および 640 x 480 ビデオ処理時に CPU 占有率が上がりすぎ、改良を要します。(2649196)
  • H264 baseline の 480 x 320、640 x 480(プロファイル 3.0 または 3.1)など高解像度ビデオで十分な FPS パフォーマンスが出ません。(2649193)
  • オーディオファイルの再生中にユーザーが端末を操作すると、音声が一時的に止まります。(2645314)
  • ハードウェアアクセラレーターを有効にしてフィルターを使用すると、レンダリングが正しく行われず、場合によってはクラッシュが発生します。(2639731)
  • TextField オブジェクトにフォーカスを設定しても仮想キーボードが表示されません。(2622356)
  • 強制終了時にローカル共有オブジェクトが削除されます。(2623126)
  • Spark / TLF ベースのテキストフィールドがサポートされていません。
  • H264 のシーク動作しません。(2664189)
  • Android アプリケーションで TLF ランタイム共有ライブラリ(RSL)を読み込めません。(2606237)
  • StageWebView - リダイレクト時に complete イベントがトリガーされます。(2651500)
  • navigateToURL() で、カスタム URI スキームを指定した URL が起動されません。(2661688)
  • デバイスの画面がロックされても、アプリケーションがスロットル状態に移行しません。(2611491)
  • TextField にフォーカスを設定してもキーボードがポップアップ表示されません。(2622356)
  • デバイスに SD カードが挿入されていないときも File.userDirectory.exists が true になります。(2719879、2720750)
  • StageWebView - ローカルにある画像ファイルを読み込めません。(2705471)
  • アプリケーションで再生中のビデオが一時停止になっていると、端末が省電力モードに移行できません。(2615888)
  • 非常に大きいビットマップデータ(4000 x 2000 サイズ)を CameraRoll.addBitmapData() で保存すると、クラッシュが発生します。(2712034)
  • maxTouchPoints から返される max の値が 2 になります。
  • HTC Incredible で、GPU によるレンダリングが無効になります。(2712261)
  • DisplayObject.transform.getRelativeMatrix3D(root) から返される Matrix3D.position が正しくありません。(2724789)
  • 加法ブレンドモードをアルファ値 0.5 と組み合わせて使用すると、GPU モードでレンダリングが正しく行われません。(2721923)
  • 親 Sprite に cachAsBitmapMatrix プロパティが設定されていると、キャッシュされていない子 Sprite に親のアルファ値が継承されません。(2711116)
  • 親 Sprite に cacheAsBitmapMatrix が設定されていると、マスクされた子 Spite は、CPU レンダリングモードではドラッグ不可になり、GPU レンダリングモードではまったく表示されません。(2711091)
  • ビデオがループで先頭に戻りません。(2683323)
  • GPU レンダリングモードで、再描画領域が正しく表示されません。(2687065)
  • GPU レンダリングモード使用時に、一部のアイテムが表示されません。(2687081)
  • タッチイベントで、画面上の位置の情報が正しく報告されません。(2685531)
  • ステージの RESIZE イベントをアプリケーション起動時に登録した場合、このイベントは、stage.scaleMode に StageScaleMode.NO_SCALE を設定していないと送出されません。
  • アプリケーションが「upSideDown から他の方向に」または「他の方向から upSideDown に」回転した場合、表示方向の変更イベントが送出されません(にもかかわらず、アプリケーションステージは正しく回転します)。
  • すべての AIR アプリケーションで、SwiftKey カスタム Android キーボードを使用するとランタイムエラーが発生します。(2729775)

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ドキュメント ID
(cpsid_86822)

最終更新日
2010-10-11

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