サイレントインストールの実行について(Creative Suite 3)
この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。
日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。
内容 (What's Covered)
Adobe Creative Suite 3 をボリュームライセンスで購入している場合、Windows と Macintosh の両方でサイレントインストールオプションを使用することができます。サイレントインストールはあらかじめ選択されたオプションで実行され、画面上には何も表示されません。サイレントインストールの実行中、カスタムインストーラが各アプリケーションのインストーラをコマンドラインのインストールツールから実行します。サイレントインストールは、企業での配布用としても使用されます。
A. インストーラ XML ファイルの設定
Creative Suite のサイレントインストールを実行するには、カスタムインストーラ用の XML ファイルを設定する必要があります。初期設定では、Creative Suite 3 のサイレントインストールを実行するとすべてのコンポーネントが初期設定のフォルダにインストールされます。インターフェースの設定は初期設定です。そのため、Creative Suite アプリケーションの初回起動時、ユーザはシリアル番号の入力を求められ、EULA を承諾し、登録情報を入力する必要があります。また、Adobe Update Manager は自動的に有効なアップデータをチェックします。
インストール時にシリアル番号などの情報を追加する「application.xml.override」ファイルと、インストール用の「install.xml」ファイルおよびアンインストール用の「uninstall.xml」ファイルです。Adobe Photoshop CS3 や Adobe Illustrator CS3 などの単体製品の場合は、インストール用に「deployment.xml」ファイルを使用します。これらのファイルについての詳細は、以下の Creative Suite 3 Enterprise Deployment Options ホワイトペーパー(英語情報)を参照してください。
「Enterprise Deployment Options for Adobe Creative Suite 3 Editions and Components」(PDF)
URL : http://www.adobe.com/support/deployment/cs3_deployment.pdf
「install.xml」ファイルおよび「uninstall.xml」ファイル
これらのファイルは、インストールまたはアンインストールする Creative Suite コンポーネントを制御します。インストール、またはアンインストールを行うコンポーネントを除外するにはこれらのファイルを修正してください。「install.xml」ファイルから除外したコンポーネントは「uninstall.xml」ファイルからも除外するなど、両方のファイルに同じ修正を行う必要があります。「install.xml」ファイルおよび「uninstall.xml」ファイルは、Creative Suite 3 アプリケーション DVD の「deployment」フォルダに格納されています。
「application.xml.override」ファイルの作成
「application.xml.override」ファイルは、Creative Suite 3 アプリケーションの初回起動時に表示されるユーザインターフェースの設定を行います。このファイルはインストーラに付属していないため、あらかじめ「application.xml.override」ファイルを作成してドライバフォルダに追加する必要があります。
ドライバフォルダの場所を確認するには、以下の操作を行います。
- Creative Suite 3 アプリケーション DVD からあらかじめコピーした「Adobe CS3」フォルダ(Windows)または「Adobe CS3 <エディション名>」フォルダ(Macintosh)を開きます。
- 「payloads」フォルダ内の「setup.xml」ファイルをメモ帳(Windows)またはテキストエディット(Macintosh)などのエディタアプリケーションで開きます。
- 以下のコードに記載されているフォルダ名をメモなどに記録します。
例 : <Driver folder="AdobeDesignSuitePremiumja_JP"/>
「application.xml.override」ファイルを作成するには、以下の操作を行います。
- メモ帳(Windows)またはテキストエディット(Macintosh)などのエディタアプリケーションを起動します。
注意 : Macintosh でテキストエディットを使用する場合は、あらかじめ文字コードの設定を行っておく必要があります。詳細は テキストエディットでの文字コードの設定方法(Macintosh) を参照してください。
- 新規ファイルを作成します。
- 以下のテキストをコピーします。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Configuration>
<Payload>
<Data key="Serial" protected="0">0000-0000-0000-0000-0000-0000</Data>
<Data key="Registration">Suppress</Data>
<Data key="EULA">Suppress</Data>
<Data key="Updates">Suppress</Data>
</Payload>
</Configuration>
- 手順 2. で作成した新規ファイルにペーストします。
- 上記テキストを使用環境にあわせて編集します。設定が不要な行は削除します。
<Data key="Serial" protected="0">0000-0000-0000-0000-0000-0000</Data>
- シリアル番号があらかじめ入力された状態で起動するには「0000-0000-0000-0000-0000-0000」を製品のシリアル番号に置き換えます。
<Data key="Registration">Suppress</Data>
- 登録情報画面を表示する場合はこの行を削除します。
<Data key="EULA">Suppress</Data>
- 起動時に使用許諾契約書を表示する場合はこの行を削除します。
<Data key="Updates">Suppress</Data>
- 起動時に自動アップデートを行う場合はこの行を削除します。
※ Acrobat 8 では自動アップデートを無効にすることはできません。
- 編集したファイルを「application.xml.override」というファイル名で上記手順で確認したドライバフォルダ内に保存します。
注意 : ファイルを保存する際、文字コードを「UTF-8」に指定する必要があります。以下は、メモ帳(Windows)またはテキストエディット(Macintosh)での文字コードの設定方法です。サードパーティ製のエディタアプリケーションを使用している場合は、アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
メモ帳での文字コードの設定方法(Windows)
編集したファイルを保存する際に以下の設定を行います。
- [ファイル] メニューから [名前を付けて保存] を選択します。
- [文字コード] ポップアップメニューから [UTF-8] を選択します。
- ファイル名と保存先を指定し、[保存] をクリックします。
テキストエディットでの文字コードの設定方法(Macintosh)
ファイルの編集を行う前に以下の設定を行います。
- テキストエディットを起動します。
- [テキストエディット] メニューから [環境設定] を選択します。
- [新規書類の属性] セクションで [標準テキスト] を選択します。
- [デフォルトの標準テキストエンコーディング] セクションの [保存] ポップアップメニューから [Unicode (UTF-8)] を選択します。
- [環境設定] ダイアログボックスを閉じます。
B. サイレントインストールの実行
Windows におけるサイレントインストールとサイレントアンインストール
Windows におけるサイレントインストールは、コマンドラインから「Setup.exe」を実行することによって開始されます。以下のコマンドラインを、「Setup.exe」ファイルが保存されているフォルダから実行してください。
setup --mode=silent --deploymentFile="<install.xml または uninstall.xml>"
Macintosh におけるサイレントインストールとサイレントアンインストール
Macintosh におけるサイレントインストールは、コマンドラインからルートユーザとして「Setup.app」を実行することによって開始されます。「Setup.app」ファイルが保存されているフォルダから以下のコマンドラインを実行します。
sudo Setup.app/Contents/MacOS/Setup --mode=silent --deploymentFile="<install.xml または uninstall.xml>"
ネットワーク上の配布によるサイレントインストールの設定情報を完了する方法については、以下の Creative Suite 3 Enterprise Deployment Options ホワイトペーパーに記載があります。
「Enterprise Deployment Options for Adobe Creative Suite 3 Editions and Components」(PDF)
URL : http://www.adobe.com/support/deployment/cs3_deployment.pdf
この資料は、Apple Remote Desktop(ARD)または Microsoft System Management Server(SMS)などの配布ツール、またはコマンドラインによる Creative Suite 3 のサイレントインストールに関する情報を、個別に購入した Creative Suite 3 アプリケーションと同様に掲載しています。
訂正
以下は、ホワイトペーパー内の訂正箇所です。
- サンプルの XML コードに含まれるクォーテーションマーク(')は、ダブルクォーテーション(")である必要があります。サンプルをテキストファイルに直接コピーした場合は、異なるクォーテーションマークが使用されます。その場合、XML は妥当(valid)なファイルとして認識されません。手動でクォーテーションマークを修正する必要があります。
- 3 ページ目のセクション 2.2 : インストール内容について「deployment.xml」ファイルが挙げられていますが、Photoshop CS3 および Illustrator CS3 をのぞくすべての CS3 アプリケーションおよびエディションでは、「install.xml」ファイルである必要があります。Photoshop CS3 および Illustrator CS3 をのぞくすべての CS3 アプリケーションおよびエディションには「install.xml」ファイルが付属しています。
- セクション 3.2 および 4.2 のサンプル : Mac OS X でコマンドラインから Creative Suite 3 をインストールする場合、root 権限が必要です。
- セクション 4.2 の手順 2 : 正しい UNIX コマンドのサンプルは以下となります。
<Path to installation folder>/Setup.app/Contents/MacOS/Setup --mode=silent --deploymentFile=<Path to deployment.xml or uninstall.xml>
C. サイレントインストール実行時のトラブルシューティング
サイレントインストール実行時に問題が発生する場合は、以下のいずれか、または複数の操作を行います。
- ログファイル内でエラーメッセージを確認します。
サイレントインストールの実行中に発生したエラーのほとんどは、インストールログに記録されます。これらのファイルを確認し解読する方法については、文書番号 231264 インストールログの保存場所と解読方法について(Creative Suite 3)を参照してください。これらのエラーメッセージは問題を解決するヒントになります。弊社サポートデータベースでエラーメッセージを検索することもできます。
- 通常のインストールを実行します。
サイレントインストールではなく通常のインストール方法で問題が発生しない場合、カスタムインストーラファイルが問題の原因となっている可能性があります。インストーラファイルにタイプミスがないか、またシリアル番号などの情報が正確に入力されているか確認してください。
- コンフリクトの原因となるプロセスやアプリケーションを終了します。
多くのアプリケーションやプロセスは、Creative Suite 3 のインストーラとコンフリクトを起こす可能性があります。通常のインストール時には、インストール中にコンフリクトを起こしているプロセスのリストを表示しますが、サイレントインストールが失敗した場合、エラーメッセージはインストールログに記録されます。
関連ドキュメント (Related Records)
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