オーサリングにおける Flash の限界について
Flash のファイルサイズの限界は?
Flash は Web 配信のために、小さくストリーミングできるベクターベースのファイルを作るために開発されました。これらは Flash が最も力を発揮するところです。Flash は Mac 版または Windows 版のどちらかで、両プラットホームのプロジェクタが作成できるので、ハイブリット CD-ROM コンテンツ作成に使用しようとする場合があるようです。しかしながら Flash は CD-ROM オーサリング、デスクトップパブリッシング、スタンドアロンアプリケーションの構築等を目的としたアプリケーションではありません。
Flash は Macintosh 用 ・Windows 用とそれぞれのスタンドアロンプレーヤーを作成することができます。これは、Flash Player がインストールされていない環境で、ブラウザなしで再生するための大きな特徴です。また Flash のプロジェクタは、アプリケーションを起動する、プロジェクタを終了するといった、シンプルなオペレーションを可能にする限られた範囲のシステムレベルの機能性を与えることができます。
CD-ROM 等で配布するために、Web 配信の SWF よりとても容量が大きいファイルを作ります。動くかもしれませんが、数~数十メガバイトの Flash ファイルを作成した場合に、オーサリング時、またはプロジェクタや SWF ファイルを書き出す場合、処理にとても負荷がかかります。このようなファイルを作成したとき、Flash または作成したプロジェクタがクラッシュする、オーサリング時の動作が遅くなる、Flash ファイルが壊れてしまう、再生がとても遅い、プロジェクタまたは SWF ファイルをパブリッシュできない等、予想できないトラブルが発生する場合があります。CD-ROM コンテンツの作成等、大きなマルチメディアコンテンツを作成する必要がある場合は、Director のようなその目的にために作られたアプリケーションを使用するのが最も良い手段です。
Flash ムービーは最高 16000 フレームをもつことができます。その限界を超えると、再生ができなくなるでしょう。しかし長いムービーでも、滅多にその限界を超えることはないと思います。万が一、16000 フレーム以上必要になるのであれば、16000 フレーム以下にムービーを分割してそれらを Load Movie でリンクして対処します。
同様にレイヤー、Load Movie、シンボルの数も 16000 の限界をもっています。これらの限界を超えた場合、大きな危険な問題が発生するでしょう。Flash と Flash Player が標準な状況のために最適化されます。Flash の限界をテストすることは、使用マシン環境に問題 (メモリ不足、リソース不足) を起こす可能性があることを念頭に置いてください。
アクションスクリプトにもメモリの限界に達するのを阻止する制限があります。多くのシステムリソースをとることができるループや数学的な計算が作れるので、その制限がユーザーに偶然マシンをクラッシュさせるようなスクリプトを生成できないようになっています。loop アクションのような特定のメソッドを 200000 オペレーションに制限することによって、クラッシュするような状態の回避を提供しています。
さらに、Int() や Random() のような機能は 20 億に制限されています。それはメモリを占有しないためです。
Flashで作成できる最大ファイルサイズは?
これは決まった答えを持っていません。最大ファイルサイズの限界は、オーサリングしているマシン環境 (OS、搭載メモリ、CPU 等) で異なります。
Macintosh はアプリケーションメモリを割り当てることができます。Flash やスタンドアロンプレーヤーは動作させるための推奨サイズがデフォルトで割り当てられています。Flash は大抵のメディアをメモリにロードするので、割り当てメモリを増やさずに、デフォルトの割り当てメモリをオーバーしないようにムービーを作成するのが賢明です。
Windows は、アプリケーションが求めるメモリが割り当てられます。Flash ファイルと SWF ファイルが動作するのに必要なメモリが要求されます。
制作者の想像力や Flash の可能性に終わりはないですが、メモリはそうではありません。データのサイズが大きくなるような処理は避けるべきです。特に Flash MX から は動画が取り込めるようになりましたが、動画のデータ処理にはサウンドや画像以上にメモリを消費します。読み込むデータは極力サイズを小さくするようにしてください。また日本語のフォントをまるごと読み込むことなどもデータサイズも大きくなるので避けるべきでしょう。もし大容量の CD-ROM コンテンツなどの作成をご検討されているような場合は、 弊社のアプリケーション Macromedia Director をお薦めします。
追加情報
Directorに関しましては以下のページをご参照下さい。
Director との比較
この文書は、Flash の理論的な限界を全般的に記述しましたが、余裕を持った形でオーサリングすることをお薦めします。
関連ドキュメント (Related Records)
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